夢に向かって挑戦する人

夢を叶える為に私が選んだ道

1983年、岩手県生まれ。高校からボクシングを始め、大学卒業後は大橋ボクシングジムに所属。2005年にプロデビュー。第23代日本ミニマム級王座、2011年にはWBA世界ミニマム級王座を獲得。その後もWBC世界フライ級王座、IBF世界ライトフライ級王座を獲得し、世界三階級制覇王者となった。

八重樫 東さんのストーリーインタビュー

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ボクシングが好きだから、勝ちたい。

ボクシングとの出会い

のめり込んだボクシング、初勝利で得た自信。

ボクシングは、高校の部活から始めたんです。きっかけは友人の誘いで、特に大きな志もなく気軽に始めました。今の時代だと遅い年齢でのスタートなのですが、当時としては普通くらいでしたね。小学校では野球、中学校ではバスケットをやっていて、もともとスポーツは好きだったんです。それに僕は、1つのことにのめり込んでいくタイプなので、ボクシングもおもしろいなと思ったんですよね。部活での練習は基礎的なものがメインでした。ボクシングは、他のスポーツと比べると練習時間が短いんです。ギュッと集中して練習する感じなんですよ。

写真:八重樫 東さん
高校から始めたボクシング、川嶋選手とのスパーリングが大橋ジムとの出会いだった

試合は1年生の頃から出ていたのですが、最初は全然勝つことができなくて、ボコボコにされることがよくありました。でもそれがすごく悔しくて、どうしても勝ちたいと思って練習を重ねていくうちに、少しずつ上達していきました。そして、1個上の先輩との試合で初めて勝つことができたんです。自分がボクシングで勝つことができるんだとわかって、自信になりました。それから高校のインターハイで優勝して拓殖大学からスカウトされ、大学の4年間はアマチュアとして戦いました。その頃に、大橋ジムに所属していた当時の世界チャンピオン・川嶋勝重さんとスパーリングをさせてもらう機会があったんです。それが大橋ジムに入るきっかけになりました。他にも候補のジムはあったのですが、チャンピオンがいて、すごく活気があるいいジムだなと感じたんです。その後、大学の監督と大橋会長が知り合いで、「会長、八重樫がお世話になるんでよろしくお願いします」と連絡してくれて、入門することになりました。


ボクシングは「総力戦」

1人ではここまで続けてこられなかった。

アマチュアの頃、全く勝てない時期があったんです。出る試合すべてに負けて、もうボクシングを続けていてもダメなのかなという気持ちにもなりました。でもやっぱり最終的に「ボクシングが好きだから、勝ちたい」と思って、毎日コツコツ練習を続けたんですよね。練習へのモチベーションは落ちていなかったので、続けられたのかなと思います。計量の時や試合前はピリピリしている選手も多いんですが、自分自身はゴング待つ段階ですでに腹をくくっているんです。だから基本的に何も考えていないというか、すごく集中している状態です。大切なのは、自分自身のメンタルコントロールを上手くできるかどうかだと思っています。

写真:八重樫 東さん、大橋 秀行さん
ボクシングはスタッフがいて、チームメイトがいて、仲間がいて、初めて成立する競技だと感じている
ボクシングは格闘技枠ではなく、スポーツ枠にカテゴライズされています。個人競技ではあるのですが、スタッフがいて、チームメイトがいて、仲間がいて初めて成立する競技だと思うんです。1人ではここまで続けてこられなかったし、今もプロとして戦っている同期がいることで、はりあいが出て、すごく助けられているんです。だからこそ、試合後は感謝の気持ちが1番最初に出ることが多いですね。勝った時は安堵感ももちろんあって、その後にありがとうございましたという気持ちになるんです。チームメイトにもそうですし、対戦相手にも戦ってくれてありがとうという感謝の気持ちを持ちます。そういうところが、スポーツのいいところですよね。


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